Google サプライヤー行動規範

Google は、敬意と尊厳をもってすべての労働者と接し、安全な労働環境を確保し、環境に責任を持ち、倫理的に事業を遂行するよう取り組んでいます。Google は、Google の事業やサプライチェーンのサプライヤー、さらにその先のサプライヤーにより、以下に示される社会的、環境的、倫理的責任が果たされることを期待しています。

サプライヤーによる Google サプライヤー行動規範の遵守

  • 基本的な義務。 サプライヤーは、以下に示される責任に加え、適用されるすべての法律、規則、命令、ガイドラインを遵守し、Google と締結するすべての契約上に記載された一切の義務を果たさなければなりません。

  • 施設内での作業。 Google の設備や施設を利用するサプライヤーは、適用されるすべての Google のポリシーと要求事項を遵守するものとします。

  • 認証。 Google が追加の認証(ISO 50001、14001、OHSAS 18001 など)を要求した場合、サプライヤーはその認証をできる限り速やかに取得できるよう誠意をもって努力するものとします。

  • 情報開示。 サプライヤーは、業界における一般的な慣習に従って、自らの労働、健康および安全、環境に対する取り組み、事業活動、組織構成、財務状況ならびに業績に関する情報を正確に開示するものとします。

  • 協力。 サプライヤーは、上記の責任の履行状況を確認するために Google が実施する情報提供の要請や監査に協力するものとします。Google は、サプライヤーと協力して状況の改善に努めますが、上記の責任を果たしていないサプライヤーとの関係を終了することがあります。

労働と人権

Google は、労働者の人権を尊重し、敬意と尊厳をもってすべての労働者と接するよう取り組んでいます。この取り組みは、パートタイム労働者、季節労働者、学生インターン、契約社員、直接雇用などの雇用形態を問わず、すべての労働者に適用されます。したがって、サプライヤーは、以下の点を達成するように労務管理を行わなければなりません。

  • 職業選択の自由と現代奴隷制の撤廃。 サプライヤーは、強制労働、奴隷労働、年季奉公労働を利用し、またはその利用を許容しないものとします。すべての労働は自発的に提供されるものでなければならず、すべての労働者はいつでも自由に雇用関係を終了できるものとします。サプライヤーは、労働者の身分証明書、在留証明書、労働許可証などを、管理手続に必要とされる合理的な期間を超えて保持しないものとします。サプライヤーは、就職あっせん手数料などの費用を直接または第三者を通じて労働者に請求しないものとし、そのような費用を支払った労働者には返金するものとします。サプライヤーは、労働者が就業施設に出入りまたは滞在する自由を、正当な理由なく制限しないものとします。サプライヤーは、雇用手続の一環として、労働者が理解できる言語で労働条件を記載した契約書を、労働者ごとに書面で提供するものとします。労働者を国外に転勤させる場合は、居住国を離れる前に契約書を締結するものとします。

  • 若年労働と学生インターン。 サプライヤーは、児童労働を利用しないものとします。「児童」とは、15 歳、義務教育を終了する年齢、国が定める最低雇用年齢のうち、最も高い年齢に満たない者を意味します。18 歳未満の労働者は、夜間勤務や残業を含め、健康や安全を損なう可能性がある労働に従事しないものとします。サプライヤーは、たとえば学生インターンシップのような、適切に管理された合法的な就業プログラムを利用することができます。現地法に特別の定めのない限り、サプライヤーは、学生労働者、インターン、実習生に対して、少なくとも、同程度の職務を行う新入社員と同じ賃金水準を適用するものとします。

  • 賃金。 サプライヤーは、法定の賃金および手当を支払い、賃金の控除に関する法律を遵守し、給与明細等の文書により賃金の基準を労働者に明示するものとします。サプライヤーは、懲戒処分として賃金控除をしないものとします。

  • 労働時間。 緊急時または非常時を除き、サプライヤーが時間給を支払う労働者の 1 週間あたりの労働時間は、残業を含めて 60 時間(または現地法に定める上限がそれより短い場合はその時間)を超えないものとします。労働者は、7 日ごとに少なくとも 1 日の休日が与えられるものとします。

  • 公正な待遇、差別禁止、ダイバーシティ&インクルージョン。 サプライヤーは、ハラスメント、虐待、体罰、または非人道的な扱いを許容しないものとします。サプライヤーは、違法な医学的検査又は身体検査を、労働者やその候補者に課さないものとします。サプライヤーは、選考、採用、雇用の過程において、人種、肌の色、年齢、性別、性自認、性別表現、性的指向、配偶者の有無、民族、国籍、社会階層、障害、遺伝情報、医学的状態、妊娠、宗教、所属政党、組合参加、従軍経験、またはボディーアート(タトゥーなど)の有無で差別しないものとします。労働者の宗教的慣習は合理的な範囲で受け入れられるものとします。サプライヤーは、労働者が求人に応募した段階、または面接を実施する前(面接を実施しない場合は条件付雇用を申し出る前)の段階で、候補者の犯罪歴を照会しないものとします。さらに、サプライヤーは、職場管理のあらゆる側面において、ダイバーシティ&インクルージョンの文化の認識、評価、改善に取り組む姿勢を示すものとします。

  • 労働者の団結権と団体交渉権。 労働者は現地法に従って、団結の自由、団体交渉、団体行動をすることが認められています。サプライヤーは、報復や嫌がらせのおそれを感じることなく、労働者が自由に経営陣とコミュニケーションをとり、労働条件に関する苦情を伝えることができる環境を整備することを期待されています。

健康と安全

サプライヤーは、その業務において以下の健康と安全に関する管理水準を実現し、労働者に健康で安全な労働環境を提供するものとします。

  • 業務上の安全と健康。 サプライヤーは、安全や健康に関して適用されるすべての法律と規制を遵守し、適切な設計、技術的制御、保守、安全な作業手順、安全や健康に関する継続的な指導を通じて、労働者の安全や健康を危険にさらす要因(化学的、生物的、物理的、人間工学的なストレス要因を含む)を特定、評価、管理するものとします。これらの手段によってもリスクを適切にコントロールできない場合には、サプライヤーは、適切な個人用の保護器具で労働者の安全を図り、労働者に対する危険性に関する情報を労働者に提供するものとします。サプライヤーは、労働災害・職業的疾病を防止、管理、把握、報告するための手続として、労働者による報告の奨励、事例の分類と記録、治療の提供、事例の調査、是正措置の実施、労働者の職場復帰の支援などを実施するものとします。

  • **緊急事態の準備。サプライヤーは、潜在的な緊急事態を想定して、それに備えた計画を立案します。具体的には、緊急時の報告、労働者への通知と避難、訓練、火災探知および鎮火のための装置、避難設備、復旧計画を含め、緊急時の対応計画を策定し、緊急時の対応手順について労働者に周知するものとします。

  • 衛生、食事、住居。 サプライヤーは、労働者が清潔なトイレ設備、飲料水および衛生的な食品の調理、保管、飲食のための施設を利用できるようにするものとします。サプライヤーが労働者に居住施設を提供する場合は、それらの施設が清潔かつ安全で、十分な個人空間と外出の自由が確保され、非常口、暖房および換気設備、入浴およびシャワー用の温水設備を備え付けるものとします。

環境

Google は、世界水準の製品を生産するためには環境に対する責任が必要不可欠な要素であると認識しています。製造過程および工事において、サプライヤーは再生可能な工程の構築に努め、社会、環境、天然資源への悪影響を最小限に抑え、公衆の健康と安全を保護するものとします。加えて、以下の責任も果たすものとします。

  • 環境許認可と報告。 サプライヤーは、必要な環境関連の許可、承認および登録をすべて取得し、それらを常に最新の状態に保ち、それらの業務および報告に関する要求事項を遵守するものとします。

  • 資源効率とクリーン エネルギー。 サプライヤーは、その事業全般において、原材料、エネルギー、水などの資源の消費量の削減に取り組むものとします。サプライヤーは、エネルギー消費量や温室効果ガス排出量を把握、文書化して、それらを最小限に抑えるように努め、エネルギー効率を向上し、できるだけクリーンなエネルギー資源を利用するための方法を探求するものとします。

  • 有害物質と規制物質。 サプライヤーは、環境に悪影響を及ぼす化学物質やその他の物質を特定して管理し、その処理、使用、保管および廃棄の安全性を確保するものとします。サプライヤーは、事業活動から生じる有害物質の排気、排水、廃棄を特定、監視、管理、処理、削減するものとします。サプライヤーは、リサイクルや廃棄のラベル付けを含め、特定物質の使用の制限に関して Google の要求事項を遵守するものとします。

  • 廃棄物対策: 排水、固形廃棄物、雨水の管理。 サプライヤーは、あらゆる種類の廃棄物ゼロまたは削減を目指して活動するものとします。廃棄物ゼロを達成できない場合は、適用される法律や規制を遵守して、環境に対して責任ある安全な方法ですべての廃棄物の処理の過程を管理するものとします。これには、雨水排水管からの違法な排出や流出の防止、事業、製造工程、汚物処理施設から発生したすべての排水および固形廃棄物に対して排出前に必要な処理を施すことを含みますが、これらに限定されるものではありません。

倫理とコンプライアンス

サプライヤーは、最高水準の倫理を維持し、その事業活動における誠実性と健全性を促進するものとします。これには以下が含まれます。

  • 事業の健全性。 サプライヤーは、Google との取引において外形上の利益相反であっても回避するものとし、サプライヤーと Google との取引に影響力を有する Google 従業員との親族関係その他の親密な個人的な関係を有する場合には直ちにその旨を開示するものとします。サプライヤーが Google 従業員に提供する業務上のもてなしは、頻繁に行われてはならず、その価値は常識的な範囲を超えないものとします。サプライヤーは、その事業上の取引を正確に記帳および記録するものとします。サプライヤーは、あらゆる形式の贈収賄、汚職、強要、横領を容認しないものとします。サプライヤーは、違法な支払いを直接的にも間接的にも行わないものとします。サプライヤーは、汚職防止法を確実に遵守するための監視および執行手続を実施するものとします。

  • 知的財産。 サプライヤーは知的財産権を尊重し、知的財産権が保護される方法でテクノロジーやノウハウの移転を行うものとします。

  • 責任ある原料調達。 サプライヤーは、コンゴ民主共和国またはその周辺において人権侵害に関与している武装集団に直接的または間接的に利益をもたらすことがないようにするための合理的な措置として、製造する製品に使用するタンタル、スズ、タングステン、金に関する適切なポリシーを規定するものとします。サプライヤーは、該当する鉱物の原産地や流通過程についてのデュー ディリジェンスを実施し、Google の要請に応じてその結果を提供できるようにします。

  • プライバシーと情報セキュリティ。 サプライヤーは、供給業者、顧客、消費者、労働者など、その事業に関わるすべての人の個人情報のプライバシーを保護するものとします。

  • アクセス性。 サプライヤーは、ウェブサイトのアクセス性の標準的または革新的な機能、および最適な利用方法を組み込んだ、すべてのユーザーや利害関係者にとって使いやすい製品またはサービスを提供するものとします。

マネジメント システム

サプライヤーは、上記の責任を履行するためのマネジメント システムを採用し、確立するものとします。マネジメント システムは、サプライヤーの業務が(a)Google が要求する基準と適用される法律や規制を遵守していること、(b)上記の責任に合致していること、(c)上記の責任に関連する業務上のリスクを特定し軽減していることを確実にするために設計されるものとします。また、継続的な改善を促進することも必要とされます。

  • マネジメント システムに含める必要がある要素としては、幹部レベルの取り組みと説明責任、適用されるすべての法律、規制、基準、要件を特定、把握し、それらを遵守するための手続、リスクマネジメント手続、すべての労働者とサプライヤーが決定する供給業者に対するコミュニケーションとトレーニング、継続的な評価、モニタリング、継続的改善(是正措置の実施を含む)、法律によって禁止されていない範囲において、労働者が報復の恐れを感じることなく匿名で苦情を通報するための仕組み、サプライヤーがこうした通報手続を継続的に監視し、提起された問題を記録し、適切な措置を取るための仕組み、などが挙げられます。

参考資料

サプライヤーに対するこれらの要求事項は、Google の価値観と以下の資料に基づいて策定されました。

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